ラクションとウィンカー


安全運転主義です。
ラクションはほとんど鳴らしません。クラクションを鳴らすと云う
事を【威嚇】と判断しているからです。
例えば、側道から車が出てきた場合。
走行中、前方の側道から今まさに頭を出し割り込もうとしている車に対して
ならクラクションを鳴らし
『いやいや、それは入っちゃだめだろ』と注意喚起できます。
そのタイミングで入られたらぶつかるで〜って事です。
このタイミングは重要なトコで、クラクションを鳴らせばぶつかる
心配もないし、こっちも急ブレーキを踏んだりよける必要のない場面って事
ですね。
ところが、すでに急ブレーキを踏んでたり、よけたりして割り込まれた後
なのにクラクションを鳴らす方もいます。
これは威嚇以外のナニモノでもないのだ。
危険な割り込みに対して怒ったぞと主張しているのだね。
ラクションを鳴らす人は後者に多いと思うのです。
ここでそんな方の脳のメカニズムを考える。
1.運転中前方で危険を感知。
2.ブレーキを踏むかハンドルを切るか判断
3.どちらかを実行
4.危なかった〜と判断
5.怒り心頭
6.威嚇(クラクション)
となっているわけだね。
当然だけど、危険を感知してとっさにクラクションを鳴らすと判断
する運転手はそういないはず。
ここでクラクションを鳴らせるなら、それはきっと結構余裕がある場合です。

イコールさほど急な割り込みでは無いのですな。
って事はこのタイミングでクラクションを鳴らせば、逆に相手にしたら
『なんだよ。入らねぇよ』て事にもなりかねません。
急ブレーキを踏みながらクラクションを鳴らす器用な方もいるでしょう
けれど。
これは、例えば複数車線で走行中に車線変更した(しようとした)車に
対しても同じ事が言えると思うのです。
ですが、クラクションを鳴らし
『今はぎりぎりぶつからなかったけど、かなり危なかったぞ』
と云う意味で鳴らし『次は気をつけろ』と言いたいのだと言う人
もいるかもしれませんが、そんな優しい方はそうそういないでしょう。
そしてたぶん、割り込んだ本人が【急】もしくは【ミス】だったのは一番
理解していると思うのです。
ですから鳴らされた本人は
『うるせぇな、解ってるよ』『解った解った御免御免』
ぐらいにしか考えません。逆ギレする人ももちろんいます。
なので、プラス効果は無いのです。クラクションを鳴らせばすっきり
するのなら効果はあるかもしれないけど。
それよりきっと車内でさんざん文句を言うのだろうから、それでこそ
すっきりしてるのではないかと思う。
なので結局、クラクションを鳴らすのは威嚇行為であり、メリットはないと僕は判断しているのです。
しかし
そんな僕でもクラクションをけたたましく鳴らす時がある。
赤信号で停車した場合。
二車線で、前方に一車線に一台ずつ止まっている場合。
進行上、右車線にいたほうが都合が良いので、前方を確認すると
右車線に止まっている車はウィンカーを出してない。
『あ、右折はしないな』と思いその車の後に続く。
その後左車線には後続車が並ぶわけだ。
ところが信号が青になった途端に、いきなりウィンカーを出し
右折しようとする奴がいる。
こういう場合はもう鳴らしますね。クラクション。継続で。
『おいおい!お前がいきなり右折したら俺が進めないだろ!!
最初の意思表示通り直進しろ』
と。
もう威嚇ですわ。