亀の日


本日、あの亀田の世界戦。って見てないが録画した。
皆様結果は知ってましょうが見たら僕なりの感想書きます(^_^*)


かなり長いですが・・・・・・
今回の試合は結果が解ると見なくてもよいかなと思う。
新聞で読む情報で中身が解るからだ。
結論から言うと何も亀田が悪いわけではない。
【勝たせた】のか【勝った】のかが解らないから
気に入らないんだろう。
では何故そうなるのか?以下のキーワードにまとめてみたい。
①採点方法
ボクシングの採点は数年前から
ラウンドマスト】方式による採点になった。
これは1ラウンドの採点を10対10にしない
ようにするってこと。
つまりは無理してでも差をつけろって事だね。
この採点方式の導入により割れる採点が増えた。
例えばA選手はラウンド内に、当たらないがとにかく手を出した。
B選手はほとんど手は出さなかったが1発カウンターを当てた。
さてこの場合、10対10にしてはいけないので
10対9にして差を付けなければいけない。
さて、どっちが優位?さらにそこには明確な基準はない。
それなりの経験を積んだ主審が自分の主観だけで決めるのだ
②相手が中南米の選手であること
亀田だけではなく日本の選手は手数が少ない。
これはどの試合を見てもたぶん言える。
デラホーヤも手数は少ないがあれは戦略的に少ない。
日本の選手がそうかと言うとたぶん違う。
スタイルの差かもしれないがアジア圏内は手数が少ない。
ところが中南米の選手は違う。やつらは暇さえあれば手を出す。
当てる気のないジャブを多々織り交ぜ距離を計り、
相手を責めにくくし、その多い手数の中から隙を見て有効打をうつ。
それだけではなくその多く放つジャブにはフックを当てやすく
する意味もある。
さらにそのフックは長い手から放たれるもんだから軌道が独特らしい。


さて、今回の亀田の相手。
ベネズエラの選手でライトフライ級にしてはKO勝ちが多い。
パンチがあるのか切れが良いかはわからないが並ではないのは
至極当然であった。
そんな選手と亀田の試合。
観てないが結果からの想像。


カウンターとボディブローが主体の亀田。
パチパチジャブを出す相手。ところがこの軽いジャブに
意外と力がある。
警戒を強める亀田。
隙を見て相手の懐に飛び込む。
そこへ狙いすましたフックを放つ相手。
亀田ダウン
ここからはもうパターン化されたラウンドが続く。
パチパチとしつこくジャブを放つ相手。
ガードを固め隙をつきカウンターを狙う、
もしくは懐に入る、が、フックが恐いから中途半端な
距離でボディーブローを放つ。
パンチはあるから効いた感じはする。騒ぐ観客。
そのうち当たるのは不意を打って出す左ストレート。
騒ぐ観客。有効打には見える。
相手はそれでもパチパチジャブ。
丁寧に自分の距離を計る。
亀田これじゃいかんと手を出すがもう相手の距離。
意味がない手数。
試合終了。
採点方法、二人のスタイル。
微妙な判定になるのは当たり前だね。
しかし、こんな感じの疑惑の判定やホームタウンデシジョン
なんてのは意外とあたりまえで、もっと露骨な仕打ちを日本選手が
外国で受けている事も多い。
だから僕は疑惑の判定なんてのは亀田人気で便乗した素人ファンが
煽ってるだけだと思う。
見方・見る人により勝敗は変わるのである。
これはボクシング世界戦が15ラウンドから12ラウンドに
なりさらに採点方法が変わったせいでもある。
今回の亀田の世界戦
微妙なら勝つのは亀田だしそれはしょうがない。
この段階で世界に挑戦した事も含めてビジネスなんだなと思う。
そんな事より単純に亀田の実力がまだまだ??
だからこうも騒がれるんだと思う。
僕が見る亀田の弱点は伸びない左ストレート。
それをさせているのは弱いハートと顎だろうな。

と、まぁ偉そうに書きましたがあくまで自分の感想です