これがBOXING
WBC世界バンタム級タイトルマッチが行われた。
長谷川穂積VSシモーネ・マルドロット
帰宅が間に合いちょうど観戦することができた。
とは言っても、長谷川のBOXINGを真剣に観た事はない。
それほど好きなボクサーではなかった。
たしかにウィラポンに勝って今の王座についたし防衛戦
でもウィラポンをKOしている。実力はある。
今回は指名試合だし、ひょっとすると負けるかもな。
と思いつつ観戦。
内容は実際はさほどでもなかった。
でも、長谷川って上手いんだと改めてわかった。
偉そうに書くほどBOXING経験はないが、あのボディバランス
もしなやかさも一品に近い。
カウンターが得意なようだが確かに頷ける。
もちろん、カウンターだけで言えば勇利には及ばないし
ディフェンスで言えば川島には及ばない。
でもバランス(攻守・体)が良いな。良い選手だ。
でも今回は内容が良かった(さっきさほどでもないって言ってた)
技術的にではなく、互いに手を出し、フェアだし根性もあり
最終ROUNDは久々にBOXINGを観たって気持ちになれた。
勝敗はともかくとして、終わってからの互いの対応・態度。
気持ち良く観れた。
ダウンを取れば相手を見下したようなパフォーマンスや
やばくなれば反則紛いの行為。勝っても負けても相手を称えない。
そおに惹かれる若者もいるんだろうが決してそれがBOXINGの本質
ではないと思う。
互いに想像を絶する練習をし減量をし、さらに仕事をして・・
贔屓の選手が相手をいたぶるのを観戦して喜ぶのが目的では
ないんだ。
亀田一家の出現や1部のパフォーマー選手が人気を得るのも
もっともなのかもしれないが。
本当に強い選手は、そんな事しなくても人気が出るし評価もされ
そして格好良いのだ。
そんなボクサー最近はナカナカいないな。残念。


またダイジェストで、WBCフェザー級タイトルマッチで
ホルヘ・リナレスが登場してた。
このリナレスはベネズエラから日本に来て帝拳ジムに所属してる。
25戦25勝。16KO。なんとまだ22歳。
何度かリナレスの試合を観たがこいつは天才だ。
数年前。フェザー級人気が最高潮にあったころに出てたら
もっと盛り上がっただろうな〜。