hero-Children2011-03-05

たまに行くならこんな店


仕事帰りに同僚さんと居酒屋に行く。
通勤路にある初めて行く店だけど、外観は悪くない。
ホントは焼鳥一本50円の店に行く予定だったが、同僚さんが
『ここにしてみよう』と閃いたようで入る。
店内は二階建てで金曜だしそれなりに混んでおり、二階の座敷席に通される。
注文を聞きにきたので、飲み放題(90分1500円)と数品の
肴を頼む。
そして出てきたのは、瓶ビール。
まぁ良いのだが、一応聞いてみる
『ビールってジョッキ(生)じゃないんだ?』
店員はこう答えた
『飲み放題は瓶ビールで、ジョッキの場合は別注文になります』
メニューをよく見てみると、たしかに
(瓶)と書いてあった。ピッチャーでも良いらしい。
そういえばピッチャーって生だったかしら?
不思議な気分で飲む。
瓶も空いたので次はピッチャーを頼む。
肴はまぁ普通の味だが、焼鳥はどうもベチャベチャして不味かった。
ここで一品肴がきてない事に気付き
『すいません。注文した蛸ポンきてないんですが』
と通りすがりの店員に言うと
『あ、その品は期間限定ですので』といいメニューを指差す。
【2月○日〜2月○○日】と書いてある。小さめに。
しかし注文した時、店員はしっかり電子伝票(?)みたいのに
打ち込んでたぞ・・・
『確認してきます』と店員は言い向こうにいった。
間もなく違う店員(おそらく注文をとった店員)が
『すいません。蛸ポンが品切れでして・・』と伝えにきた。
入店し注文して軽く45分は経っていた。
そしてまたもう一人の店員が現れ
『やはり、蛸ポンは先月までのようです』と。
『あぁ、わかりました。じゃあピッチャーをお願いします』
と注文する。
その店員は笑顔で答え、数分後ジョッキを二つ持ってきた。
『これ、飲み放題とは別注文になってるんじゃないの?』
と同僚さんが僕に言う。
たしかに当初の店員の説明だとそう云う事になる。
また通りすがりの店員に聞く
『あの、ピッチャー頼んだらジョッキがきたのですが、これは飲み放題
のメニューじゃないのでは?』
すると店員は不思議そうな顔で
『いえ、1500円コースでしたら飲み放題メニューですよ』
と云い放った。
よく解らない奴らだ。そもそも、店のルールなのか制服(?)も髪型
も皆同じせいか、店員の区別がまったく付かない。
90分が経ち、延長する気もなく勘定を頼む。
伝票らしきものが見当たらないので店員に尋ねると
『伝票はありません。お会計は一階になりますので』と言う。
不思議に思った。
勘定を頼むと伝票を持ってきて渡される店もあるし、小さな店とかでは
どの客がどの席に座ってるかを把握してて、会計時にレジに置いてある
伝票をみて処理する。って事があるが、こいつらが、どの客がどの席に
座ってたなんて把握しているはずがないし、そもそも伝票もない。
念のため席番を憶えて一階に降り会計を頼む。すると
『あの、すいません。テーブルに札があるのですが・・』
『札?ふだですか?席は53盤ですが』
『はい・・・あの、札を持ってきてもらわないと。木の札です』
当然そんな説明一切聞いてない。
しぶしぶ席まで取りに行き会計をすませる。6700円。
ここでまたおかしいと感じた。そんな高いわけないのだ。
恐る恐るレシートを見ると、蛸ポンとジョッキ×2の料金を
しっかり払わされてた。
呆れて説明したら、5360円になった。当たり前だけど。
苦笑いとため息を吐き店を出る。
こうして適当に働いてもお金が貰えるんだ。
そして気にいらなきゃ辞めて、楽しく働ける=好き勝手やれる
風潮が若者の間に蔓延し、結果、世間はどんどん過ごし難い環境になっていくのだ。
世を憂う。
それは歳をとるからなのか。
それとも社会が変わる早さに適応できないからか。
いやいや。そんな事より、この店はないだろ。
でもこんな店増えたな。