ヒロ吉の 『シネマ坊や』 


第12回
 シンデレラマン
 『ロッキー?いやいや実話です。泣けた』 




【紹介】
製作年度:2005年
製作国・地域:アメリ
監督:ロン・ハワード
   (アポロ13・ビューティフルマインド他)
製作総指揮:トッド・ハロウェル
原作:−
脚本:アキヴァ・ゴールズマン 、クリフ・ホリングワース
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ラッセル・クロウ
   (ビューティフル・マインド他)
    レネー・ゼルウィガー
   (ブリジットジョーンズの日記他)
   ポール・ジアマッティ
   クレイグ・ビアーコ
   ブルース・マッギル 等


【ストーリー】
絶望的な貧困の中で家族のために必死にチャンスを
つかもうとする男の実話を基に描いた感動の人間ドラマ。
ボクサーとして華やかな戦歴を持つジム・ブラドック
ラッセル・クロウ)だったが、全盛期も過ぎ、ライセンス
を剥奪されてしまう。
そのため日雇いの仕事をしながら妻(レニー・ゼルウィガー
や子供たちと暮らしてしたがその生活は貧しく、食べ物を買う
ことさえもやっとだった。


【感想】
見る前は昔の映画『ロッキー』的な映画かと思いましたが
ボクシングが題材なんで観たかった映画です。
まず、時代背景が好きです。世界恐慌時代(1929年頃)
に将来有望なボクサーであった主人公ジム・ブラドックは
世界タイトルに挑戦失敗し、さらに事業に失敗し貧乏のどん底
に叩き落させる。この時代は大半がそうであったように
仕事も日雇い。しかも毎日あるかもわからない。
そんな中ギリギリの状態で続けていたボクシングも手の骨折に
より辞めさせられるハメになる。金もない。
そんな絶望の中にいる。
ありがちな映画といえばそれまでだが、話の進み方に不自然さや
ぎことなさはなく上手く進んでいく。
で、ビッグチャンスを手に入れそこから家族のため勝ち進んでいく
と言う内容。アメリカンドリームです。ベタと言えばベタです。
が、自然と泣けます。家族を守ろうとする気持ち。這い上がろう
とする気持ち。そしてリングに立つ夫に対する妻の心境。
まぁ上手くできてます。
実話であると言うことでちょっと調べましたがわかりませんでした
が、ボクサーの原点。たたかう姿勢。それを支えるもの。
それらが上手く描かれてました。
たくさんいるプロボクサー。その一人一人はきっと過酷な練習
と夢と現実。そしてそれを見守り支える人達。
そこで命を賭ける意味。そこに全てを賭ける心。
いろんな事を感じ、ホントに良い映画でした。
これはDVDを買います(^_^)
って事でこの映画の評価は
★★★★★★★★★9個です(^-^)
10個でも良いかな?と思ったのですが・・・・
演技とかは良くわからないのですが、ボクシングが題材なら
やっぱりもう少しトレーニングして欲しかったな・・と
それが減点になるかなぁ。でも必見です(^_^)


僕自身この映画を見てものすごく考えた事があります。
【努力】
自分がいろんなものをかけ犠牲にして努力する。
努力が限界であれ何であれ何かに向かって・何かを目指して。
でもその向いている先が明るい物でないと気付いたとき
僕はそれまでのように同じく努力する事ができるんだろうか・・
人生の岐路に立ち、自分で選んだ道を今すすんでいけど
それが間違いであったと気付いた時に・・・・・