hero-Children2006-07-27

ヒロ吉の 『シネマ坊や』 


第14回
 【SPIRIT】
 『純粋な拳法が観たかった』 
【作品】
製作年度 2006年
監督:ロニー・ユー
出演:ジェット・リー 中村獅童
【内容】
『HERO』『LOVERS』を手がけたプロデューサーの
ビル・コンが、『HERO』に続きジェット・リーとの
コラボレーションで放つアクション巨編。
実在したマーシャル・アーツの伝説的人物をモデルに
格闘技の師匠だった父の跡を歩もうとする男の
生きざまを描く。
【感想】
ジェット・リー最後のマーシャルアーツって
言葉にずいぶん引かれた。
たとえるなら酔拳2を見る前のように。
結果は・・・さんざんだった・・・
何が嫌ってワイヤーをふんだんに使ってるコト。
最後のマーシャルアーツって銘打つならせめて
格闘の場面で使うのは止めてほしかった。
ってワイヤーを使うのはそんな場面しかないけど。
ジャッキーチェンの映画の差がもう一つあって
『血を流す』ってトコロ。
切ったり殴ったりして結構流血します。
これは良くも悪くもないんだけど
結果的に格闘の中での演出なんだろうが
ジェットリーの体術も技も全てワイヤーを使うことで
台無しだったように思う。
ストーリーはこの手の映画では一切期待はしてません。
なんだろう。昔に酔拳蛇拳をみたような感覚はもう
もてないんだろうか?
時代が違うと言えばそれまでだが、今だからこそ
CGやワイヤーの使わない純粋な格闘ってのを見たい。
以前何かの映画でタイの格闘家がその手の映画を
やっていたがそれはそれでおもしろくなかった。
何故かな?
わかった。
最初はすごく弱いって設定が必要なのか?
何かがきっかけですごい修行に耐え強くなる。
ベタではあるが当時はそんな修行を真似たりして
盛り上がったもんだ。
何回も見たいと思った。
そんな理由で良い映画って判断にはならないだろう
けど、こう云う映画はストーリーよりそんな部分を
求めて見るんじゃないだろか?
そんなわけでこの映画の評価は
★★★3つです。
中村獅童が出ていたが彼を出したのは失敗だった。
格闘センスが無さすぎる。
よって思いっきり替え玉を使っているシーンは
なんか笑えた。
おっとこれは書かないほうがよかったかな・・
一番の失敗はこのDVDを買ってしまったコトである。