hero-Children2006-12-18

被り物


思わずヤフオクで同じ帽子を2度買った経験が
ございます。ヒロ吉です。
帽子が好きなのか髪のセットが面倒なのかは判断に
苦しむトコロですが9個の帽子を持ってます。
多くはないかな?
私、頭がでかいのか、いいなと思った帽子に頭が
入らなかったりします。結構な頻度で。
数年前からほしいタイプの帽子があり探していた。
でも良いのを見つけても小さかったり、ネットで買ったら
失敗したりでなかなかみつからない。
時には電車に乗ったりしてて、好みの帽子を被ってる人が
いたら
『すいやせん。その帽子どこで買ったのですか?』
と聞いたこともある。
それでも結局は探せずじまい。
しかし――
出会いとは突然やってくるのだ。
別の用事で街を歩いてると突然視界に其れは入った。
吸い寄せられるように近付く。
ピキーン!と何かが鳴る。
『デザインはもんくなし。あとはサイズだ・・』
僕は手を伸ばす。
そしてまるで彼女のふわっふわの髪を触るように
その帽子に触れ、そして耐えきれず彼女の胸を
掴むように帽子を取る。
鏡に向かい緊張の面持ちの僕は、すでに冠と同等と化したその帽子を
被る―――
【ぴったりやぁぁ】
そう叫ぶと僕は
まるでガラスの靴がぴったりであった姫のように
僕は鏡の前でくるりと一周した。
『うふふっ』
僕は僕にぴったりのジャイ○ンツの野球帽を
手に入れたのだ(こら)


ホントはすばらしいキャスケットです。
神様。サンタさん。ありがとう。