あれからずいぶん経ったなぁ


土曜。
展示会が終わって家に帰る途中、姉から電話。
基本的に姉からの電話は楽しい内容ではない。
※ラヂヲの最中姉からの電話で母のプチ家出を
伝えられた事もある。
『某法人から不可解な郵便が届いてるから確認して』との一報。
まぁたいしたものではないだろう。
と思いつつ帰宅し早速その郵便物を見る。
どこぞの社会福祉法人からだ。
結果として変な事ばかりだがまずおかしいのは住所。
このへんはもう20年以上も前に白石区から厚別区
変わっているのに白石区…で送っている。
それより何より宛先が父なのだ。
17年前に亡くなった父宛に郵便が届く事は
皆無に等しい。実際僕は初めてみた。
で中身は―
どうやら父が受けた『冬季生活補助金
的な金を還せ、てな内容。
借りた日。昭和55年。
27年前。
同封された書類には
現況報告と承諾書が入っていた。
現況―は文字通り。
承諾書は
『債務があることを認めろ』的な書類。
姉が困惑するのもわかる。何かおかしい。
亡くなってるのを確認してないのはまぁ解るとしても
だいたい市内同士で郵便番号も住所も適当。
これはまったく管理されていないのを現している。
そして27年も経っていきなり送る事。
調べておけば良かったと後悔してるが
だいたいこういうのに期限・時効ってないんだったかな?
具体的説明もなく承諾書にサインして送りかえせ
としてるあたりがどうも解せない。
仮に数度目の催促だったにしても亡くなってから
送られた事があるとは思えない。
新手の詐欺か!?
とも思える。
どちらにせよ、問い合わせて確認はするし
まぁさほどの額ではないのだがね。

思えば来月が命日である。17年前のその日を深く思い出す。
少なからず後悔はある。
もっと―しておけば良かった・・的な。

不可解な郵便だけど、いろいろ思い出させ考えさせられた。
いつも笑っていた父を思い出していた。